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ツノクラゲは、私のハンドルネームにしている位、最も好きなクラゲの1つだ。
ツノクラゲは、櫛クラゲの仲間で、8列の櫛板を持ち、体が大きく櫛板も大きいので、その構造色(光の当たり方によって、表面で分光されて可視光として見える)が特に美しい、4本の細長い耳状突起を持つのも特徴の一つだ。
採集した2個体は、かなり損傷をしており、吸虫も一杯付いている、飼育目的ではなく、クラゲの餌になるかな?と思い持ち帰った。このクラゲの命名の元になった表面の突起(ツノ)が付いた部分が溶け出そうとしている。このクラゲは、カブトクラゲのように透明度が高く、更に柔らかくて弱い、体長は長く、今回の2個体の全長は12cm位あった、通常、クラゲは柄杓で掬うが、このクラゲの場合には、流れを作らない様に水毎バケツで掬うか、同様にポリ袋を水中で広げて採集しないと、採集時に破損する。
この柔らかいクラゲが、波や水流の強い海で、生きているのが不思議だ。
今回は水槽が空いていなかったので、エフィラ用の4L位の飼育空間しか無い水槽に入れていたが、RC形式の水槽で飼育出来る可能性を感じた。
水槽を作り始めた時に、柔らかくて弱いツノクラゲが飼育出来る水槽が目標だったし、自分が作ったもっと大きな水槽で、いつかツノクラゲを飼育してみたいと思っている、状態の良いツノクラゲを採集して様子を見たい。