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下村 脩(しもむら おさむ)博士が2008年に緑色蛍光蛋白質(GFP)の発見と応用で、ノーベル化学賞を受賞した事から、有名になったクラゲです。
紫外線を当てると発光しますが、真っ暗にして軽く触れても光ります。
GFPは、395nm の光で励起され、509nmの蛍光発光をするようです。
オワンクラゲは、GFPとイクオリンにより発光しています、イクオリンには、セレンテラジンと呼ばれる発光基質とカルシウムイオンが関係するので、それらをオワンクラゲの餌に混ぜるとよく発光するようです。
Aequorea coerulescensとAequorea victoriaの両者ともオワンクラゲと呼ばれており、別種なのか亜種なのか結論が出ていない、A.coerulescensの方がA.victoriaよりも大きいと言われている、観察をしていると夏にも冬にも表れるが夏の方が大きい、両者が混じっていないのか?
オワンクラゲの仲間のヒトモシクラゲも同時期によく見かけるが、放射管の数に対する触手の数の比が全く異なる、ヒトモシクラゲの触手は、放射間の数に比べて圧倒的に少ない。
また、オワンクラゲの傘はヒトモシクラゲの傘に比べて薄く柔軟である、ヒトモシクラゲが傷んで溶け始めると、傘頂部はまるでレンズのように残り透明でしっかりしている。