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アルテミアやワムシは、脂質が少なく、オメガ3脂肪酸はほとんど含まれていない為、人為的にそれらを含む餌を与えて栄養強化をします、但し、分析値によって栄養強化されたと判断されていますが、実際どれだけ必要なのかはよく解りません、アルテミアの栄養強化は、根口クラゲには効果が有るような気がしますが、ミズクラゲにも効果が有るのでしょうか? ある意味、気休めかも・・・・ (汗;) アルテミアの場合は、孵化後10時間ほど経過して口が開いてから濃度が0.03%になるように調整して与えます、ワムシの場合は、培養液が緑に着色する程度添加し、色が薄くなり透明に近くなって来たら追加して添加して下さい。 ご要望が多いので、弊社で使っているものを小分けして発売しました、500ccのペットボトルに300ccの海水を入れてアルテミアを孵化させているとすると、栄養強化剤濃度を0.03%にするには0.09g必要となり、約220回使用出来る事になります。 毎回微量な計量は大変なので、弊社では50ccのPET容器に、栄養強化剤をストロースコップで3杯(約0.5g)入れ、海水を満たし溶解させて(濃い緑色に懸濁しています)、その1/5を300ccで孵化したアルテミア容器に添加しています。 アルテミアの栄養強化は、アルテミアの口が開いてから行います、つまり、孵化するのに20時間から26時間、口が開くまでに約10時間、栄養強化に3時間から6時間掛りますので、合計33〜42時間掛ります、一般的にクラゲの餌としているのは、孵化直後のアルテミアなので、その方法とはかなり異なります、ミズクラゲの餌に使うには、ここまでしなくても良いと思います。 例えば、1日1回毎日給餌する為に簡略化をして、2本の孵化容器を使えば、以下のようなスケジュールで栄養強化が行えます。 1)1本目の容器に、アルテミア乾燥卵を、1日目の朝8時に浸漬します。 2)翌日の朝8時には、1本目の容器に予め溶かしておいた栄養強化剤を10cc(1/5)添加します。 ※口が開く前に栄養強化剤を添加しますので、早く入れて水質悪化が気になる場合には、夕方 6時頃に添加して下さい。 3)同時刻(朝8時)に2本目の容器に、アルテミア乾燥卵を、1日目として浸漬します。 4)同日夜の9時に1本目の容器に入っている孵化したアルテミアの卵殻分離をした後、洗浄し 餌として与えます。 1本目と2本目がずれて行き、この作業を続けます、つまり、朝8時には、1本は新たにアルテミアの卵を仕込み、前日に卵を仕込んだもう1本には、栄養強化剤を添加します、夜の9時には栄養強化済みの孵化したアルテミアを洗浄して餌として与え、これを繰り返します。 継続して作業が出来るように、随分簡略化しましたが、習慣化するまでは結構面倒臭いです。 ワムシの場合は、ワムシ飼育容器が緑に濁る程度添加します、ワムシが栄養強化剤を食べると、海水が透明になってきますので、透明になったら再度栄養強化剤を添加して下さい、ワムシの場合は、これを繰り返し、栄養強化剤を添加して3時間程度経過時に、ワムシネットでワムシを分離し、洗浄して餌として与えて下さい。 |