クラゲ飼育について

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　クラゲは、浮遊生活を送るプランクトンなので、適当な流れ刺激が無いと積極的に泳がない種類の方が多く、沈んで拍動し辛くなり弱ってしまいます。

　エアーポンプでエアレーションを行うとか、給水をして流れを作りますが、エアレーションでは傘に空気を巻き込み穴が開いたり、水で流れを作る場合には、吸込み側に吸込まれたりする事が有ります。

　また、クラゲは大食漢ですので、魚類よりも更に水質浄化対策が必要です、水族館等の大型の水槽では色々工夫されていますが、小さな水槽でこれらの影響が起きないようにするのは非常に難しく、家庭で飼育されている方が少ないのが現状です。

　餌としては、カイアシ類を食べるものや、アミ類を食べるもの、クラゲを食べるものまでさまざまですが、基本的には、動物性プランクトンを食べます。

　飼育においては、カイアシ類等の微小なプランクトンを食べるものは、孵化直後のアルテミア（ベビーブラインシュリンプ）を餌として与えるのが一般的です、乾燥卵（耐久卵）なので、活き餌を常に準備しておく事から考えると、必要な時期に必要な量だけを孵化させられるので楽なのですが、金魚の餌を水槽に撒くようには行かないので、最初は戸惑うと思います。（最近は上手く拡散する冷凍餌も有ります）

　長期飼育する為には、専用水槽や、飼育の為の機材など色々と必要になりますが、生き物を飼うのである程度の覚悟は必要です、どの程度の飼育を目標にしているのか、冷静に考えるのもお互いの幸せの為に必要です、２ｃｍ以下のクラゲなら自重よりも拍動する力が強いので、ワイングラスや小さな容器でも、餌を与えた後に水替えをするだけでも飼育が出来ます。

　目標が、夏にセミを採ってセミ籠で飼うレベルなのか、年中、自然界にクラゲが居ない時期でも、続けて飼育して観察したいのでしょうか？それによって機材も変わってきます。

多分飼育に必要、或いは有れば便利な器具を掲示します。

�@ １０Ｌポリタンク

　海水の準備・保存に使います、内面に藻類が付着し易いので、手を入れて内面が洗える様に口が広い物。

�A 水道水ペットボトル

　蒸発水の補給用用に水道水を汲み置きしておいて使います。

�B 海水ペットボトル

　海水補給用に使います。

�C サイホンボトル（チューブ太）

　主に、全水交換や換水時の排水用に使います。

�D サイホンボトル（チューブ細）

　排水や沈殿物の除去に使います。

�E お玉

　クラゲの移動等に使います。

�F アルテミア卵殻分離器

　孵化させたアルテミアを、幼生と卵殻に分けて、正常に孵化した幼生のみを餌として与えます。

�G アルテミア洗浄メッシュ

　アルテミアが孵化した海水には雑菌や汚染物質が含まれているので、アルテミアを新鮮海水で洗浄します。

�H フルーツゼリー容器

　餌を分けたり、幼クラゲを分けて餌やり等に使います。

�I メラミンスポンジ棒

　水槽壁面の掃除に使います。

�J ボウル

　海水で使用した器具で周辺を汚さないように一時的に入れたり、水槽掃除等で、クラゲを取り分けたりするのに使います