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クラゲとふわふわ

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2014/11 の記事

 11/2に掲載したマミズクラゲのポリプは、多くのフラスチュールを遊離し、ポリプに変態し、複数個体からなるポリプの群体をいくつも確認した。

 しかし、その後、その容器のポリプは増えていない、ルーペで見てみると、11/2掲載した動画の後半に現れた11/28時点で3個中からなる群体が、多くのフラスチュールを出し、完全に分裂しようとしていたので、急遽撮影を再開した、ポリプの周りにはヒルガタワムシのコロニーが形成され、マミズクラゲのポリプの全景は良く解らない。

 11/28に一旦撮影を中断してから、どれだけフラスチュールが遊離したかは解らないが、撮影開始時には、4個体のフラスチュールが分裂して遊離しようとしている。
 11/4 18時頃ヒルガタワムシのコロニー内部に残ったポリプから出芽、11/69時頃2個体のフラスチュールに分かれ、マミズクラゲのポリプは消えヒルガタワムシのコロニーだけになる。

【動画】 YouTube

フラスチュールに糸状の組織を確認できるか?
11/4 13時頃一番右のフラスチュールが遊離する時に糸で繋がっているようにも一瞬見える。
11/6 17時頃フラスチュールが遊離しているのにつれて、ヒルガタワムシのコロニーが引き連られている。
 分裂時に引っ張られたか、糸状の組織で繋がっていたのが切れたのか、ハッキリとはしない、別途方法を考えて、引き続き確認したい。

残った疑問点
 ポリプを出芽したが、分裂まで至らなかった群体が、その後分裂を始めたとすれば、解り易いが、遊離しているのがフラスチュールの様に見えるので良く解らない。

 多くのフラスチュールが遊離した筈なのに、そのフラスチュールまたは、変態したポリプが増えていない、撮影過程で、1つの群体に限って撮影していたので、確認出来なかったのは残念だ。

 ヒルガタワムシが大量に増殖したが、その駆除はどうするべきか、擦り取ると固着しているポリプが外れる恐れが有るし・・・ きれいなフラスチュールだけを移設しようとすると、フラスチュールは、分裂した後自然に這っているが、水流を与えて浮かし別容器に移動させると、這わずに浮遊し追いかけ辛いし・・・

 先日掲示しましたRC-02水槽ユーザーの遠矢様から、ミズクラゲの再生について、下記の文と共に画像が送られてきました、有難う御座います。

== 記 ==
先日注文させて頂いた冷凍コペですが、とても重宝しております。
 
おかげさまで、生餌を与えていた時よりも世話の時間をかなり節約
することが出来ています。
また、栄養価も高いことを実感しています。
   
というのも、口腕から胃袋まで、傘からごっそり取れてしまったミ
ズクラゲでも復活することが出来ました。
少しでも胃袋が残れば、再生できることが分かり驚きました。
もしかしたら当たり前のことなのかもしれませんが、その様子の動
画と写真ファイルを送付させてください。
   
千切れた口腕側にも胃袋が残っており、エサをどうやら消化できて
いる?ようなので(1週間経っても縮んでないので機能している?
?)
水槽に入れっぱなしにしていますが、この後どの程度もつのか観察
しています。
   
クラゲ飼育は楽しいですね。
== 以上 ==

遠矢様の許可を得て1本の動画に繋げました。

【動画】YouTube (全画面モードで見て下さい)

 クラゲを混泳させて飼育している珍しい例です。
 ミズクラゲの口腕が離脱して6日間の再生を記録したものです。

 初日の映像を見ると、傘と口腕の2つのパーツに分かれていますね、傘は厚くなり口腕が離脱した跡が開いていて、口腕の一部の裂けた残りが付いているようです、口腕基部の胃腔との境の薄い部分が裂けて離脱したのでしょうか?拍動の様子は、傘縁がフラフープを回しているように回転しています、口腕側を見ると生殖腺が4つ付いています。

 2日目は口腕側が餌を食べている様子と、傘側にも3ヵ所餌が溜まっている場所が有ります、胃腔の部分でしょうか?

 3日目には、傘部は既に口腕が伸びて口腕基部は塞がっているように見えます、早いですね、口腕部は生殖腺が4つ見えていた部分が小さくなり解り辛くなっています。

 4日目には、傘部の口腕が少し幅広くなり、胃腔の形ははっきりしませんが、一瞬傘表面側から4つの胃腔が形成されようとしているように見えます。

 6日目には、傘部がほぼ再生したようで、拍動も正常になり初日と比べて回数も多くなっているようです。

 ミズクラゲの飼育をしていると、口腕が離脱したり、傘が薄くなって裂けたりする事が有ります。
 クラゲは溶けて水になると言われる事が有りますが、ミズクラゲはそう簡単には溶けず、最低数日はダメージを受けて分離しても、拍動が続く事が有ります。

 必ず再生する訳では有りませんが、傘側は拍動をしっかりしていれば再生する確率が高いです、口腕側が再生したのは見た事が有りませんが、特に変化が無いまま、摂餌し1ヶ月程度は生き続ける事が多いです、ただ、一般的には、温度を下げて拍動を邪魔しない程度に浮遊させ、代謝を抑えた状態の方が再生はし易いです。

 今回の場合は、カクレクマノミやサカサクラゲ、カラージェリーなど暖かいところに生息する生物と一緒なので、ヒーターが入っていますし、元気なカラージェリーに当たるかも知れませんし、難しい環境だったと思います、水質の管理など、よく観察されて飼育されているのだと思います。

 本当に、クラゲは不思議な生き物です、多少のダメージを受けても、水を新鮮に保ちよく観察して、諦めずに対応して見て下さい。

 以下に、過去に掲示した特別の例を再度掲示します、この例では胃腔部が完全に無くなり、傘に貫通口が開いた状態から約2ヶ月での奇跡的な再生です。

クラゲのふしぎ(その2)2012/10/24 (水)

クラゲのふしぎ(その2)


クラゲのふしぎ(その3)2012/10/27 (土)

クラゲのふしぎ(その3)


クラゲのふしぎ(その4)2012/10/31 (水)

クラゲのふしぎ(その4)


クラゲのふしぎ(その5)2012/11/9 (金)

クラゲのふしぎ(その5)


明けましておめでとう御座います。2013/1/2 (水)

明けましておめでとう御座います。

 映画「くらげとあの娘」の案内が、メールではなく郵便で宮田監督から送られてきた、RC-02水槽の
ユーザーで何度かクラゲを配布したようだ、ぜひ、クラゲ飼育を続けて頂ければ幸いだ。

 映画の舞台になった加茂水族館は、2012年にクラゲ展示種類数でギネスの認定を受ける世界一
のクラゲ水族館だ、jfishの集まりで何度も行ったし職員も良く知っている、現在はリニューアルして
いるが、映画では以前の建物が使われている、音楽はゴンチチが担当されているが、チチ松村氏は
須磨でのクラゲイベントにプライベートで参加して頂いた事が有り懐かしく興味深い。

 この映画は、チチ松村氏が昔書いた「私はクラゲになりたい」が原案になっているそうだ。

 神戸の元町映画館で11/22(土)から11/28(金)連日17:30より上映されますので
ぜひご覧下さい。

元町映画館
http://motoei.com/topics.html#06
くらげとあの娘 公式HP
http://kurage-anoko.com/

 無事、プラヌラから走根が伸びポリプが出芽したが、上手く育たず萎縮してしまう、餌が摂れないのか?飼育温度なのかな?
ちょっと長いので、今までの最高の1200倍速で編集しています。 

※ 途中で、走根全体が拍動し、水管から栄養を送っているのが解り易い様に速度を下げています。

 これまでは、コンパクトデジカメで撮影していた動画を基準にしていたので、解像度が640X480
だったが、今後コマ撮り画像は、4倍の1280X960で掲示するようにする。

 今回の解像度を変えての撮影は、10/18日の徳利型のポリプからの続きで、10/21から10/28日までの
1週間分を掃除や水替えでの撮影中断時を除き、全てを600倍速で編集している。

 解像度が上がった事で、顕微鏡をリアルタイムで覗いても今までは見えなかった、微生物の動き
が見える、ポリプの表面にも微生物が付いていて、ポリプからの排泄物や、食べ残しのアルテミアなどを
食べているのが見える、ポリプも、この微生物を食べているようにも見える、特に10/22の6時頃から、
ポリプが吸い込もうとしているアルテミアの死骸を、微生物も群がって食べようとして、競争になって
いるのが面白い。

【動画】 YouTube

10/18 10時頃 口が1個の徳利型のポリプから続く
////
10/21 18時頃 フラスチュールを1個体遊離
10/22 0時頃 アルテミアを3個体捕食
10/22 7時頃 食べられなかったアルテミアを他の微生物が食べている
10/22 21時頃 フラスチュールを1個体遊離
10/23 0時頃 フラスチュールを1個体遊離
10/23 8時頃 ポリプの口が増える様子が無かったので観察を中止

10/23 8時頃 口が1個の別のポリプに変更して撮影を継続
10/23 9時頃 アルテミアを1個体捕食
10/23 10時頃 ツリガネムシのような柄を持つ生物がポリプ表面に付き始める
10/23 12時頃 アルテミアを1個体捕食
10/23 22時頃 口が1つ出来始める、合計2個
10/24 23時頃 口が1つ出来始める、合計3個
10/26 2時頃 アルテミアを2個体捕食
10/26 6時頃 アルテミアを1個体捕食
10/26 22時頃 フラスチュールを1個体遊離
10/27 23時頃 フラスチュールを1個体遊離
10/28 0時頃 アルテミアを1個体捕食
10/28 2時頃 アルテミアを1個体捕食
10/28 8時頃 アルテミアを1個体捕食

10/28 23時頃 ポリプの口が増える様子が無かったので観察を中止

 このポリプは、1群体(3個虫からなる)で分裂しないで一種の群体を
形成したもの、と久保田信先生*からご教示を頂きました、有難う御座います。

  久保田信先生*:京都大学 フィールド科学教育センター瀬戸臨海実験所 准教授

 以前からの観察結果と殆ど変わるところは無いが、フラスチュールからポリプへ変態する境目が
ハッキリ解らないので、徳利型で口が1個のポリプを初期ポリプと考えると、3日程で口が4~5個
になり、以後増えずに安定(成熟ポリプ?)し、フラスチュールを出芽し始めるようだ。

 同じ容器内の様子を見てみると、フラスチュールからポリプに変態し、口が複数になっている
ものが16個体、細長いフラスチュールが32個体見つかった。

複数の口が付いたポリプ






 ポリプの成長に付いては、今まで観察した状況と変わらないので、コマ撮りによる観察は中止し、先ずはポリプを増やす事に専念したいと思います、有る程度増えたところで、ポリプを染色し、フラスチュールを出芽する時に、糸状のものが付いているのか確認する予定です。

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